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横浜鶴見でヘルニア専門の羅針堂鍼灸整体院です。
当院ではヘルニア専門でやっているので頚椎ヘルニアの患者さんも多くいらっしゃいます。
この前、首の手術をして3ヶ月で腕が曲がらなくなってしまったというとても可哀そうな方がいらっしゃいました。
本人は手のしびれから解放されたかっただけなのに腕が動かなくなって肩が上がらなくなるなんて…と落胆していました。
これは頚椎の5番6番の間の椎間板の手術をして神経に何らかのダメージを残してしまった結果かと思います。
本当に可哀そうだと思い、今必死に鍼で筋力を取り戻す治療を続けています。
今回は頚椎の高さによって手や腕に出る症状が変わってくるというお話をしたいと思います。
まだヘルニアではないが手にしびれが出ている方は知っておいて損はない話だと思います。
頚椎の高さとヘルニアの症状
C5(頚椎5番目)神経の症状
C5の神経が圧迫を受けると肩から肘までのしびれを感じるようになります。
また、肘を曲げる筋肉、肩を挙げる筋肉の活動が低下し力が入りづらくなります。
C6(頚椎6番目)神経の症状
C6の神経が圧迫を受けると肘から親指と人差し指までのしびれを感じるようになります。
また、肘を曲げる筋肉、手首を返す筋肉の活動が低下し力が入りづらくなります。
C7(頚椎7番目)神経の症状
C7の神経が圧迫を受けると中指のしびれを感じるようになります。
また、肘を伸ばす筋肉、指を伸ばす筋肉の活動が低下し力が入りづらくなります。
C8(頚椎8番目)神経の症状
C8の神経が圧迫を受けると肘から薬指と小指までのしびれを感じるようになります。
また、手の筋肉の活動が低下し握力が入りづらくなります。
一番多いのが頚椎の5番と6番に圧迫されるC6神経の症状で親指や人差し指のしびれを感じるパターンです。
このように高さによって出る症状が違うので参考にしてみてください。
肩こり・首こりが慢性化するとヘルニアに?!
頚椎ヘルニアの原因で最も多いのは長年の肩こりが悪化して発症するパターンです。
姿勢が悪い人や眼精疲労が強い人は特に肩首のコリを起こしやすくなるので放置するのは危険です。
よく話で聞くのは「いつもの肩こりだろう」「時間が経てば治る」と思い込んで様子を見ていたということです。
筋肉が凝ると椎間板の圧迫が進んでしまうのでヘルニアの原因になります。
早めの受診を心掛ける
頚椎ヘルニアは進行すると激痛や腕が動かなくなる可能性があるので早めに病院で診てもらうといいでしょう。
ただし、極力手術は避けて保存療法で対処できると予後は良くなりますのでお気を付けください。
頚椎ヘルニアに対する鍼灸治療の概要を載せますので参考にしてみてください。