こんにちは。
今回は更年期の方に質問の多い大量の汗について説明します。
大量の汗が止まらない。
または一度汗をかくとなかなか止まらない。
最近は涼しくなってきましたが当院にこられる方でけっこういらっしゃいます。
そんなところで今日は「汗」の話です。
大量にかいてしまう原因を東洋医学的に話せればと思います。
自律神経由来の多汗にお悩みなら
https://rashindo-mr.jp/shinkyu/jiritushinkei/
大量の汗の原因
まずは通常の汗について。
基本的には体温調節を行う為に人は汗をかきます。
よって運動や高気温などで体温が上昇するとそれを下げようとして汗をかき、通常の場合は体温が下がれば自然と汗も止まります。
また、精神性の発汗もあり、緊張や極度のストレスに晒されると汗をかきます。
これは短時間で一気に汗がでて、緊張やストレスから解放されると止まります。
しかし、身体に異常がある場合、汗がなかなか止まらないという現象が起こります。
ここで重要なのが大量にかく汗が病的かどうかです。
見極めるポイントとしては汗をかいている環境と状況です。
環境というのは汗をかいている時の気温や湿度などです。
30度を超える気温で外にいればだれでも多量の汗をかきますし、冬でも満員電車の中であれば多少汗をかくでしょう。
また、外気温が30度を超えて汗をかいても冷房の効いた室内に入れば10分ほどで汗は止まるはずです。
また、状況というのはストレス下におかれているかどうかです。
仕事で大失敗して、上司から怒られていたりしたら汗はかきます。
簡単に例をあげましたが、上記の環境や状況が整っているにも関わらず汗がとまらない、大量にかく場合は病的といえるのではないでしょうか?
では病的な状態とはなにがおきているのか?
まず原因がわかる場合、すなわち病気です。
バセドウ病やパーキンソン病、褐色細胞腫、ガンなどでは多汗症になることがあります。
多汗症以外にもなにか症状がある場合は病院にいくのも大切だと思います。
そして鍼灸が有効なのは原因がわからない場合。
この場合は自律神経やホルモンバランスが関係していることが多いです。
病院では自律神経失調症や更年期障害と診断されることがおおいでしょう。
東洋医学的にみた多汗の原因
では東洋医学的にはどのように判断するのか?
細かく説明するととても長く、わかり難くなるので簡単に説明します。
ポイントは「気」と「熱」にあり、自律神経やホルモンバランスにとても影響します。
気は汗腺の開け閉めをしていると考えらえれています。気に異常がでるとその開け閉めがうまくできなくなり、汗が止まらなくなります。
熱に関しては特に上半身(顔・頭・背中・胸)に汗をたくさんかく人に多いタイプです。
身体の中にたまってしまった熱は上昇し上半身に異常をきたします。ホットフラッシュなどがそれにあたり、多量のあせをかきます。
また、熱が上部に行ってしまうため、下半身は冷えやすいことが多いです。
上記の気や体の中の熱の状態で大量の汗をかきやすくなります。
よって改善のために鍼灸を行っていくことが大切になり、同時に自律神経やホルモンバランスを整えることにもつながります。
しかし、一度の治療で完治するというのは難しく、継続した治療を行い、体質改善を行っていくことで緩和していきます。
まとめ
大量の汗が止まらない
自律神経失調症や更年期障害で治療に来ている方でそう訴える人は本当に多いです。
汗が気になって外出するのが億劫になる人もいます。
薬や手術で治すことも可能でしょうが、まず鍼灸治療をやってみてはいかがでしょうか?
西洋医学とは違う視点で改善を目指していくことができ、当院はあなたのお力になれるでしょう。
まずは電話またはメールでご連絡ください。精一杯がんばります。
自律神経由来の多汗にお悩みなら
https://rashindo-mr.jp/shinkyu/jiritushinkei/
この記事へのコメントはありません。