こちらでは外傷由来の腰痛についてご説明いたします。
【原因】
外傷由来の腰痛は、主に外からの強い刺激によって引き起こされます。
筋肉の損傷や重度のものになると、骨折や椎間板の損傷などもあります。
【症状の特徴】
外傷由来の腰痛の特徴をお伝えします。
①強い痛み
衝撃の程度にもよりますが「ズキッ」「ピキッ」といった強い痛みがでることが多いです。
②治るまでに数ヵ月かかることも
打撲程度でしたら数週間もあれば完治しますが、骨折や腰椎ヘルニアなどの場合、治るまでに数ヵ月を要することもあります。
【要因】
よくある外傷性由来の腰痛の要因についてお伝えします。
①転倒
普段、生活をしている中で1番多いのが転倒になります。
階段で足を踏み外した、雨や雪道でスリップしたなど、受け身をしっかりとれなかった時に痛めるケースが多くあります。
②交通事故
車やバイク、自転車との接触事故によるものが挙げられます。
③スポーツ
コンタクトスポーツ(人と人の接触のあるスポーツ)をされている方はなりやすいです。
1番激しいのはラグビーやアメフト、一般の方に多いのがサッカーやフットサル、スキーなどの転倒時などが挙げられます。
【腰痛の治療】リンク
外傷性の腰痛は痛めている部位と要因は分かりやすいので、いかに治癒能力を高めて1日でも早く治すかがポイントとなってきます。
【セルフケア】リンク
腰痛を悪化させない、治りを早くするために気を付けた良いことなどがあります。
【外傷性由来の腰痛の症例】 60代 女性
駅の改札を降りてる最中に足を踏み外して転倒し、そのまま腰を階段にぶつけてしまったとのことで、病院での検査では骨などに異常は見当たらなかったが、腰を動かした際に強い痛みがあるということで当院を受診されました。
【治療ポイント】
ぶつけたところが内出血をして黒くなっており、指で腰周りを押すと顕著に痛みが出ているとのことでした。
圧痛があるところは損傷をしているので、新鮮な血液(血液の中に治す成分が含まれている)を送るために、お灸や鍼をおこなっていきました。
【担当者のコメント】
施術後には圧痛のあるところの痛みの程度や範囲が変わります。
これを繰り返すことで動きもスムーズになっていきます。
※近年では急性期の症状でもアイシングをせずに温めた方が、治りが早いというデータもあります。