腰椎ヘルニアはなぜ鍼灸で良くなるのか?
①神経の炎症・損傷を抑制する
腰椎ヘルニアで代表的な症状に痛みとしびれがあり、特に下肢への症状は生活に支障が出るほどです。
鍼通電法(神経パルス)を行うことでしびれの原因である神経の炎症を緩和させ症状を楽にしてくれます。
神経に栄養を送っている血流が回復することでこのような効果が期待できると考えるからです。
(参考文献)
http://www.jsam.jp/pdflib/kiso_p4.pdf
②椎間板の圧迫を抑える
ヘルニアの原因である椎間板は腰椎に挟まれた形で存在しますが、腰周りの筋肉が硬くなることでヘルニアの重症度は変わってきます。
単純に椎間板への圧が大きくなるとしびれや痛みも強くなるので、鍼灸で周りの筋肉を柔らかくしていくと症状は楽になります。
鍼灸だと腰の奥の筋肉までアプローチができるので柔らかくできる範囲は広く改善までの期間も早まる傾向にあります。
③体質から原因を探れる
鍼灸は姿勢や骨格などの西洋医学的な考えのほかに感情や体質などから治療する東洋医学的な考えで痛みやしびれに対応することができます。
例えばしびれに関しては血虚(血が足りていない状態)で起こりやすのでツボを使って血を補うことで症状にアプローチします。
生活環境だけでなくヘルニアになりやすい体質を変えていくことで東洋と西洋の両面から緩和を目指していきます。
腰椎ヘルニアへの鍼灸
①パルス療法
神経に対して鍼を行い電気を流すことでしびれの原因である神経の炎症を抑えてくれます。
また、ヘルニアによる筋力低下の改善にも効果的です。
②お灸
お灸は血流を良くすることで神経に栄養を与える効果が期待できます。
しびれが出ている神経に沿ってお灸を行うことで症状を楽にします。
③鍼
筋肉を柔らかくする目的とツボへの刺激を行うために鍼を用います。
鍼を入れる深さは場所によって変えますが、腰になると3~4㎝いれることもあります。
当院のヘルニア治療の特徴
①徹底したカウンセリング
当院は初診・施術前に必ずカウンセリングを行って身体の状態を把握し治療方針を毎回決めていきます。
特に初診の際には20~30分程度の時間をかけて神経症状・筋肉の張り・原因・体質・経過などあらゆる方向から探りツボや鍼灸のやり方を決定させます。
これを行うことで原因を特定しやすく早い段階での回復も見込めるようになることが利点です。
②10種類以上の鍼を使い分ける
当院では体格・性別・鍼灸経験の有無・症状などによって鍼の種類を選んで行っています。
もちろん鍼灸の経験がない方には刺激が弱いやり方をとって安心して効果を実感してもらうようにしています。
神経の深さ、筋肉の厚さなどを考慮したうえで安全な鍼治療を行っています。
③経絡治療
ツボの並びを結んだ線のことを経絡と言い、これを鍼灸治療に活かすことで症状と離れた場所から刺激を与えることができます。
腰椎ヘルニアの症状は神経に沿ったしびれが出ますので経絡治療を使った方法はとても効果的です。
遠隔治療(離れた場所のツボを使うこと)で局所と併用することで効果を最大限まで引き出せることができます。
お客様の声
30代 女性 突然の足のしびれに対応してくれました!
半年前から急に腰が痛くなり病院で診てもらったところ腰椎ヘルニアとの診断を受けました。
薬やコルセットで何とかしようとしましたが痛みは取れず、むしろひどくなる一方でした。
足のしびれが始まり範囲はどんどんと広がっていったので整骨院に通いましたがなかなか改善はされませんでした。
良いときと悪いときがハッキリしていたので悪くなると座っていることもできないくらいでしんどかったです。
こちらの鍼灸院にお世話になろうとしたきっかけは急な足のしびれに襲われたときでどうにかして欲しいと駆け込んだ感じでした。
急な対応だったにも関わらず親切に身体をみてくださりちょっと気持ちも落ち着きました。
まだ多少痛みはありますが、最初に比べたらかなり良くなりちゃんと寝れるようになったことがとてもうれしいです。
先生の人柄と鍼灸の効果にとても感謝しています。ありがとうございます。
※効果には個人差がございます
40代 男性 良くならないと諦めていた
重たいものを持つ仕事のせいか腰は常に痛くてヘルニアと言われてから10年以上たっていたので治らないと思っていました。
半年くらい前から急に足に力が入らなくなり、歩き方が前とは違うような感じに襲われました。
病院ではリハビリをしながら筋力が戻るのを待つように指示され頑張って運動しました。
足はいつになっても良くならなかったので他の方法を考えたときこちらの鍼灸院にお世話になることを決めました。
電気の治療を腰回りや足にやってもらってかなり改善されたので信頼して鍼灸を受けています。
前の痛みと比べものにならないくらい回復したのでとても満足です。
ありがとうございました。
※効果には個人差がございます
症例
40代 男性 M・K様 デスクワーク中心の方
症状
以前から腰痛やギックリ腰に悩まされていたが足のしびれが出たことはなかった。
急に腰~お尻の激痛と足のしびれに襲われて座っていることが出来なくなり仕事を休んでいる状態。
お尻から足の外側に強いしびれを感じ何をしていても辛く、薬を飲んでいるが効かないことが多いという。
病院でMRIを撮った際にL5/S1の椎間板ヘルニアと診断されて当院を受診した。
施術
まずは神経の炎症によって強いしびれが出ていたので鍼通電法を用いて炎症を抑えることで症状が軽減すると考えた。
また、座っている際に強い症状が出るとのことだったのでお尻の緊張をとることで緩和させることを目的に行った。
うつ伏せになると椎間板の圧迫が強くなり症状が悪化する可能性があったので横向きの施術でマッサージを行いながら腰周囲の筋肉も緩めた。
結果
鍼灸を始めて徐々にしびれの程度や範囲が小さくなっていくのを実感してもらえた。
5~6回行った時点で痛みはお尻のみになり薬の量を減らしていく方針で様子をみてもらうことにした。
今では仕事や生活に支障が出ることなく薬も飲まないで過ごせるようになり再発予防に努めている。
スタッフからのコメント
最初に当院に来た時は動くごとに強い痛みを伴っていたのでこれはマズイなと思いました(笑)
炎症が強い状態が続いていたので治療による変化が出にくい期間もありましたが根気強く鍼灸を受けていただいたおかげでしびれを軽減させることができました。
デスクワークが中心とのことだったので長時間座る姿勢を避けることやストレッチ方法をアドバイスさせていただきました。
少し時間がかかってしまいましたが普通に生活できるようになって良かったと思います。
※効果には個人差がございます
30代 女性 R・I様 ショップ店員の方
症状
朝起きたら急に股関節に激痛が走って起き上がれなくなった。
30分くらい横になっていると少しづつ痛みは落ちついて仕事に向かったが特にその後に痛みが起きることはなかったという。
それから1週間後に今度はももの前にしびれに似た放散痛が突然起きたので病院に行ったところヘルニアの可能性があると言われ薬と湿布を処方された。
立ちっぱなしの仕事なので疲れてくると足がしびれて動けなくなる症状を薬で抑えるという日々が続いた。
友人に鍼灸で腰痛を治したことがあるという人の話しを聞いて当院を受診した。
施術
座っている時よりも立って腰を動かした際にしびれが強くなるとのことだったので筋肉の硬直をとりながら神経症状を緩和させようと考えた。
仰向けに寝かせて股関節を触ると強い緊張があったので鍼灸とマッサージでほぐしていった。
また、もも前のしびれが出ているとのことだったので上位腰椎の神経と周囲の筋肉をほぐしつつ椎間板の圧迫を緩和した。
経絡のラインを考慮して足先や下腿にも施術を行って遠隔からも攻めていった。
結果
初日の施術が終わった後から薬が効くようになったので痛みをコントロールできるようになったと喜んでいました。
続けて鍼灸をしようとした矢先、しびれがすねの方まで降りてきてしまって範囲が広くなってしまった。
しかし、原因は腰から股関節周りにあるので神経の炎症を抑えることを目的に根気強く行ったところ徐々にしびれの範囲は狭くなっていった。
違和感もなくなるくらいまで2ヵ月くらい鍼灸で症状を抑えて良くなっていったので終了とした。
スタッフからのコメント
仕事で立っている時間が長いとのことだったので筋肉の緊張が完全にとれるまで時間がかかった印象です。
しかし、腰にアプローチし続けることで足への負担も徐々に少なくなっていき筋肉の張りが出にくくなったことがよかったと思います。
姿勢が悪いこと筋力が弱いことがあったので運動習慣を持つことを勧めたところジムで頑張っているとのことだったので安心しました。
メンテナンスで月に1回程度鍼灸を受けてもらえるとより再発しにくい身体になると思います。
※効果には個人差がございます