頭痛はとても身近な疾患で悩んでいる人が全国で３０００万人いると言われています。頭痛になってしまうと仕事や家事が手につかず、辛い経験をしたことがある人も多いかと思います。
頭痛は単に肩こりから起こるものだけではありません。ストレス、冷え、気候、睡眠不足、生理周期、内臓の不調など様々な原因で起こり得る複雑な頭痛もあります。
特に働く女性が増えた現代、過労やストレスは女性の身体を壊しやすく病院では診断できない頭痛が増えていると言われています。
当院で行う鍼灸治療は体質改善を目的とした治療も行いますので原因が分からない頭痛にも幅広く対応しています。
薬を飲みたくない、常に起こる頭痛を何とかしたいと思っている方、西洋医学と違った視点で根本的な頭痛の解決を一緒に目指してみませんか？
こんなお悩みありませんか？
- 薬が手放せないほどの頭痛に３年以上悩んでいる
- 辛い頭痛で仕事や家事に集中できない
- 生理前に必ず頭痛に悩まされる
- 頭痛薬をもうこれ以上飲みたくない
- 一生この頭痛に悩まされると思うと憂鬱になる
頭痛の種類・原因
緊張型頭痛
主に肩や首の張りが強くなり、それらとつながる頭の筋肉が神経を圧迫することで起こる頭痛を緊張型頭痛と言います。
後頭部～頭頂部に症状は出やすく、「ズーン」といった鈍い痛みを感じるのが特徴で頭痛の中で１番多いものとなっています。
【原因】
緊張型頭痛の１番の原因は肩や首の強い張りから起こり、特にデスクワークをしている方に多い傾向があります。
同じ姿勢を長時間続けること、目を酷使すること、身体の前で長時間作業することなどデスクワークには頭痛を引き起こす要因がたくさんあります。
また、慢性的な肩こりでお悩みの方は枕の高さなども関係していると言われています。
片頭痛
片頭痛はこめかみ～側頭部にかけて「ズキズキ」と痛くなるのが特徴で、痛みが長時間続くので多くの方が薬を手放せない辛い頭痛です。
ひどい場合は吐き気や嘔吐することもあり、頭痛が出る前に閃輝暗点（せんきあんてん）と言われる目の前がチカチカする症状が出るのも特徴です。
緊張型頭痛に次いで２番目に多い頭痛で生理周期、気候、自律神経などとも深い関わりがある頭痛です。
【原因】
片頭痛の原因は血流と神経の２つが関係しているものに分かれます。
血流が関係しているものは身体の作用により頭にある血管を過剰に広げてしまうことで起こる頭痛になります。
急激に血管が拡張すると身体は痛みを発するようになっていて、これが頭で起こり頭痛となります。
神経が関係しているものは血管が急激に広がって周りの神経を圧迫することで起こり、手足が冷えて頭に血が上りやすい人などはこの症状が多い傾向があります。
群発性頭痛
群発性頭痛は男性に多く、目の奥がえぐられたような強い痛みを発するのが特徴の頭痛です。
片側に頭痛が起こりやすく、繰り返し発症し長い人だと１年以上強い頭痛に悩まされることもあります。
この頭痛に悩まされている人は他の頭痛に比べて少ないですが痛みが強いのでとても辛い頭痛と言えるでしょう。
【原因】
原因ははっきりしていないのが現状ですが、血管の炎症、アルコール、喫煙、気圧の変化などがあると考えられています。
最も多く発生するのがアルコールで飲酒後４０分～１時間程度で痛みが発生し、キリキリと刺す頭痛を引き起こします。
薬物乱用型頭痛
頭痛で悩まされている人は頭痛薬を飲んで痛みを抑えていると思いますが、薬の飲み過ぎで起こる頭痛がありそれを薬物乱用型頭痛と言います。
元は片頭痛や緊張型頭痛だったのが薬に頼りすぎて逆に頭痛を引き起こしやすくすることがあるので注意が必要です。
【原因】
頭痛薬を長期に服用していると薬の効き目が切れたら頭痛が起こってしまうと不安に思うようになり、効果が残っている間に次の服用を行うという悪循環でおこる頭痛です。
これを続けてしまうことで身体が薬に追いつかなくなり副作用によって頭痛を起こしてしまうという恐い疾患です。
※上記の原因が２つ以上重なっておこる頭痛を混合性頭痛と言い、様々な原因で頭痛を引き起こしてしまいます。
※上記の頭痛の全てのタイプに鍼灸治療は有効です。
頭痛になりやすいのはこんな人
頭痛に対する鍼灸の効果
肩・首・背中周囲を鍼灸で緩めることで緊張性の頭痛を緩和
筋肉は層になっており表層と深層に分かれ、頭痛を感じやすくなるのは深層の筋肉がカチカチになるのが原因と言われています。
鍼灸は深層の筋肉を緩めることができることを得意としており、頭痛となる原因にアプローチしていきます。
また、お灸で冷えた肩・背中を温めることで血流が良くなり痛みの成分を血液と共に流してくれる働きがあります。
自律神経に作用してストレス性の頭痛に対応
ストレスを感じる、疲れが溜まる。こんな時に頭痛が出るという人も少なくないと思います。
自律神経が乱れることで血管が収縮したり、瞳孔が開いたりしますので頭痛が起こりやすくなります。
交感神経・副交感神経のバランスを見極めあなたに合った自律神経の調節を行い頭痛に対応します。
頭痛に特化したツボを鍼灸に取り入れる
身体にたくさんあるツボには頭痛に作用するものもあり、頭に近い部分以外にも足や手にツボがあったりします。
ツボの作用と肩回りの筋肉を同時に刺激することで、筋肉・体質の両面から治療を組み立てることができます。
体質を変えることで症状を抑える
昔から血流が悪い、毎日うまく寝付けない、胃腸が弱い人などは少なからず体質で悩みがあると思いますが、これらが頭痛にも影響する場合があります。
体質を変えることで病気になりにくい、疲れにくくなったなどの生活の質が高まり頭痛に限らず色々な疾患から守られるようになります。
体質について詳しく聞いてそれを治療に役立てることで頭痛に対する根本的な解決もできるかもしれません。
頭痛にとって重要な血流に着目
片頭痛や緊張型頭痛は血液がキチンと流れているか流れていないかで大きく症状に影響を与える可能性があります。
まんべんなく全身の血が通うことが重要で、鍼灸で血流を見直し冷えやほてりが極端に出ないことが望ましいとされています。
血流が悪くなると他の疾患にもかかりやすくなるのでとても大切です。
薬を飲み続けるとどうなる・・？
薬は痛みを抑える・血流を調節するなど様々な良い面があり、頭痛が出たら薬を飲むという人も多いかと思います。
反対に副作用や頭痛の悪循環に悩まされることもあるので注意が必要です。
飲み続けることで何が悪影響なのか少し説明していきたいと思います。
痛みを繰り返しやすくなる
薬を飲むと一時的には辛い症状から解放されますが、薬が切れた時に同じような痛みが起こりやすくなります。
痛み止めの本来の目的は痛みが治まっているときに身体の治癒能力を使って治しましょうというものです。
問題なのは薬の効果に身体が慣れてしまい、痛みがマヒしてしまうことです。
これを続けてしまうと薬が効かなくなる、効果が切れる前に薬を服用してしまうなどのことが起こりやすく悪循環になってしまいます。
内臓への負担が多くなる
副作用の出方は人によって違いますが、薬は飲み続けることで少なからず内臓への負担はあると考えます。
また、内臓（特に胃）の機能が低下することで食べ物の消化・吸収に影響を与え、身体のバランスを崩す原因にもなります。
キチンと副作用等を理解した上で飲むことが大切だと思います。
当院が選ばれる理由
当院は初診の際に現在の症状に加えて体質を知るために長めのカウンセリングを行っています。
鍼灸には身体の表面に出ている部分（症状）だけでなく、裏の部分（体質）を知ることで治療の幅が広がり複雑な頭痛にも対応が可能です。
鍼灸のやり方は治療院によって違いますが、当院の治療は針を刺している時間を長く設けることで効果を得やすくしています。
性別や体格に合わせて時間を設定しているのであなたに合った刺激量で鍼灸を受けることが可能です。
さらに、置鍼時間を長く設けることによって筋肉の柔軟性・血流の増加・自律神経の調節などの効果を期待できます。
鍼灸の効果が下がること
薬は鍼灸と効果を打ち消し合う?!
薬を飲んでいる人と飲んでいない人だと鍼灸の効果に違いがあり、長期的に飲んでいると薬の効能で鍼灸の作用が薄れることがあります。
当院では徐々に薬の量を減らしていくことをおすすめしていますが、治療の行った前後はあまり飲まない方がいいかと思います。
アルコールと喫煙の危険性
鍼灸を受けた日に過度に飲酒をしてしまうと効果を薄れさせてしまう可能性があり、飲むのであれば軽めに抑えるか飲酒は控えた方がいいと考えます。
また、タバコの吸い過ぎも肩・背中の緊張を高めるので注意が必要です。鍼灸の前後はほどほどにするといいでしょう。
熱湯に入るのは避けた方が良い
鍼灸を受けることによって血流が良くなり身体が温かくなりますが、直後に熱湯に入ってしまうと血流が良くなりすぎて逆に鍼灸の効果を薄れさせる原因にもなります。
できれば、鍼灸を受けた日はシャワーのみにするかぬるめのお湯に浸かるといいと思います。
頭痛の方に多いQ&A
頭痛が出そうになった時の対処法は？- パソコンやスマホなどの作業を中断してこめかみや頚と頭の付け根の部分を軽くマッサージするといいでしょう。
首や目の周りを温めると血流が良くなって一時的ですが頭痛を緩和できるかもしれません。
- 病院と鍼灸の併用は可能ですか？
- はい。可能です。しかし、薬と鍼灸の効果は打ち消し合う恐れがあるので注意が必要です。
鍼灸で体質から変えたいという方は２～３ヶ月の間は他の治療法との併用は控えるか、我慢できない程の痛みが出た時のみにすることをおすすめします。 - 生理前に出る頭痛でも対応は可能ですか？
- はい。可能です。生理前の身体は血流が悪くなっていると色々な場所で症状を引き起こします。
身体全体（特にお腹）のバランスを調節することで頭痛を緩和しやすくすることができます。
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