出産後すぐに元通りするワケではない。
出産は赤ちゃんを産んだら終わりではありません。 むしろ、産んでからの方が大変で 10ヶ月かけて変化してきた身体が急激にもとの状態に戻ろうとするので 様々な変化が心身ともに起きます。産褥期
産褥期とは産後6~8週間位までの期間を指し、ママの身体が回復するための大切な期間です。 疲れやすくなっているので決して無理せず安静に過ごして下さい。 1ヶ月検診を受けるまでは外出も控えた方がいいですし この間はゆっくり過ごすのがなにより一番。 赤ちゃんに母乳やミルクをあげたりオムツ替えをする以外はずっと寝ていたっていいんです。 この時期に動きすぎると悪露が増えたり 産後の肥立ちが悪くてそれをずっと引きずってしまうこともあります。疲れたなと感じたらとにかく休むことが大切です
元気なるまではご主人に出来ることは頼み、
この時期だけと割り切って家事代行や食事の宅配などを利用し
産褥期を健やかに乗り切ることをおすすめします。
ホルモンバランスの急激な変化
産後は女性ホルモンも激しく変化します。 元の状態に戻ろうとするので、それについていけずに心身ともに不調を伴います ホルモンバランスは自分の意思でコントロールできるものではありません 体調が悪いと感じたら休むことが一番です。 寝てなんかいられない。と思うかもしれませんが ゆっくり過ごす。頑張りすぎない。 育児をしていくうえにゆとりを持つ事はとても大切だといえます産後の生理の再開は個人差があります。
母乳を与えている間はホルモンの関係で生理が起こりにくくなり 必ずしも起きないわけではありません。 産後数か月で生理が来た、という人もいれば1年近くなかったという人もいます。 一般的に母乳を上げている人は生理の再開が遅い傾向がありますが 母乳の出が悪くてミルクにしている人でも ストレスや疲労のせいで生理がなかなか来ないこともあります。いつ再開しないといけないというものでもないので
あまりに気にせずに様子を見ていて大丈夫です。
産後に起こるトラブル
慣れない授乳と睡眠不足でへとへと。 他にもトラブルが起きるんです。 こんなことが起きるということを知っているだけでも慌てないで済むと思います。産後の抜け毛。びっくりするぐらい抜ける事も
ホルモンバランスの乱れから一時的に抜け毛が増えることがあります。 必ずしも起きることではなく1人目は何ともなかったのに 2人目の時はやたらと抜けた。という人もいます。 このまま抜け続けたらはげるのでは?と不安になりますが 大丈夫です。しばらくすれば収まります。骨盤の歪みからくる腰痛
出産で開いた骨盤は自然に元の位置に戻るとは限りません。 ずれてくっついてしまうと、それが腰痛の原因になります。骨盤が歪んでしまうと様々な不調の原因になり
骨盤がずれたままにしておくと内臓が下がり下っ腹ポッコリの原因に
そのままの状態でダイエットに取り組んでも産後ダイエットもうまくいかないですし
そのまま脂肪がたっぷりついた体型になってしまいます。
適切な方法で産後ケアをするのが大事です。
出産が原因で痔になる人もいます。
出産時のいきみが原因で産後に痔になる人は少なくありません。 いぼ痔や切れ痔など症状は人によって様々ですが 産後は便秘になりやすいのでさらに痔を悪化させてしまうことがあります。 産後は食事の栄養バランスに気をつけ、骨盤のケアをし便秘をしないことが重要です。骨盤底筋がゆるんでしまい尿漏れの原因に
産後は骨盤底筋がゆるんでいるために尿漏れが起きやすくなっています。 骨盤底筋は鍛えれば回復も早くなりますが 産後1ヶ月半〜6ヶ月この時期に行うと骨盤も柔らかい状態なので戻りも早いです。放置するのはよくありません。しっかりとケアすることが大切です。
覚えておきたい。産後クライシス
産後2年以内に夫婦の愛情が冷めてしまうことを「産後クライシス」といいます。 赤ちゃんを産んでこれから親子で幸せな暮らしが始まるはずだったのに なぜか旦那とうまくいかなくなり離婚なんと離婚して母子家庭になった時の子供の年齢は0~2歳が最も多いのです。
この時期が夫婦のトラブルが起きやすい時期。
せっかく家族が増えたのですからそんな残念なことにならないようにしたいですよね。
不仲になってしまう原因
- 産後の体調不良
- ホルモンバランスの急激な変化
- 産後うつ
産後は体調も気持ちも、様々なことが不安定になります
それは誰にでも起こりうることなので、こんなことじゃいけない。と自分を追い込まず
上手に周りの人の助けを借りて、
出来ないことは出来ないとあきらめリラックスして過ごすことが大切です。
Hanakoto整体院ではママさんのお悩みに親身になってご対応致します。