こんにちは。
「ヘルニア」と聞くと腰のイメージがある方も多いと思いますがヘルニアは頚椎でも胸椎でも起きます。腰椎と比べると発生頻度が少ないというところですね。
「首が痛くて、手に痺れが・・・首を後ろにそらすと悪化する。」という方がいたら頚椎ヘルニアを疑ってみましょう。
まずは整形外科に行くことをお勧めします。しかし、その後早く治したいのであれば鍼灸をおすすめします。
では頸椎ヘルニアがどんなもので鍼灸によりどのような施術ができるかをお話したいと思います。
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頚椎ヘルニアとは
まず頚椎ヘルニアとはどのようなものなのか簡単に説明していきます。
正式には「頚椎椎間板ヘルニア」といいます。
頚椎ヘルニアとは腰椎ヘルニアと同じように頚椎にある椎間板が外力などにより外に押し出され神経などを圧迫してしまう病気です。
外力と言いましたが腰椎ヘルニアと違い重いものを持つとなるというわけではなく、コンタクトスポーツ（アメフトやラグビー）をやっている人に多いようです。
一般の人では悪い姿勢で長時間いることが何年も続いていると起きる場合や年齢、遺伝的な要因もあるようです。
また、頚椎ヘルニアで当院に来られる患者様は過去に首のけがをしたことがある方やデスクワークを長時間やられている方が多くいらっしゃいます。
椎間板ヘルニアの症状としては軽度の場合首の痛み、手の痺れ、肩こりなどがあります。
また、だんだんと首の動きが悪くなり、後ろにそらす動きができなくなったり、動かすと首や手に痛みや痺れが走るようになります。
重症の場合は手の感覚がなくなったり、筋力が低下してものがつかめなかったりすることがあります。
さらには膀胱直腸障害なども起こる場合があり、排尿や排便に異常がみられることがあります。
重度の頚椎ヘルニアの場合は手術療法を選択する場合が多いようです。
好発年齢は30～50代に多く、男性のほうが発症しやすいようです。
特に日ごろからデスクワーク長時間をやっている方は首に負荷がとてもかかっているので注意が必要です。
頚椎ヘルニアに対する鍼灸
鍼灸を行うことでどのような効果を得られるのか
①頚椎ヘルニアを起こしている局所の血流を向上させる。
鍼灸には血流を促進させる効果がある為、飛び出している髄核を放置するよりも早く吸収を促します。
また、血流を良くすることで疼痛物質の軽減することができ、痛みを和らげることができます。
②首・肩の筋肉を柔らかくする
頚椎ヘルニアになる人はもともと首や肩にこりがある人がおおいです。
また、痛みがあると防御反応として周りの筋肉を固めてしまい、血行不良を起こしてしまいます。
鍼灸で筋肉を柔らかくすることで血流をさらに良くし、悪化を防ぐことができます。
③痺れの緩和
ヘルニア周囲の神経は炎症により手に痺れを発生させます。
炎症を起こしている神経に針を近づけることで炎症を抑え、痺れを緩和させます。
まとめ
いかがでしょうか？
頚椎ヘルニアがあると日常生活に大きな障害となります。また、首は腰と違い大きく動かせる関節です。その分痛みや痺れは強くでると思うので注意が必要です。
また、保存療法で放置している方もいらっしゃいますが、鍼灸を受けた方が治りは早くなるのでぜひ鍼灸を試してほしいと思います。
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