鍼灸と漢方って何が違うの?

鍼灸と漢方って何が違うの?

体質を変える治療をしている患者さんからよく聞かれるのが「鍼灸と漢方ってどう違うんですか」という内容です。

もちろん、両方とも体質を変えるのに効果的ですが、多少得意とするところが異なってきますので今回はその辺りについてお伝えしていきたいと思います。

 

そもそも体質改善って何?

東洋医学での体質改善は「気・血・津液(水)」と分かれており、このいずれかが滞ったり不足したりすることで、身体に様々な症状として出てきます。

例えば、気が不足すれば元気がなくなるので疲労感や倦怠感が出る、血が不足すれば貧血になり、滞ればオ血となり女性であれば生理痛が出る、津液(水)が滞ればむくみが出たりします。

このように、症状と気・血・津液(水)を関連付けていき、治療方針を組み立てていきます。

西洋医学的に診ていくと血液の質と血流の改善になってきます。

 

漢方の特徴とは?

漢方が得意とするのは不足しているものに対して補うことです。

もちろん、滞りを改善させることも可能ですが、気の不足、血の不足、津液(水)の不足に合わせて漢方を処方することで体質を改善させていきます。

西洋医学的に診ていくと血液の質(栄養)の部分を漢方が担い、血液の質を高めることで各臓器の働きを高めたり、自律神経を整えたりすることができます。

 

鍼灸の特徴とは?

鍼灸が得意とするのは滞りをなくすことです。

経絡上の気・血・津液(水)が滞っている部分に対して、鍼灸をして滞りをなくしてあげることで通りが良くなり、症状の改善に繋がります。

西洋医学的に診ていくと血流の部分を担い、血液の流れをスムーズにすることで身体の細部までしっかり血液を届けることができるようになります。

 

一緒にすると相乗効果

漢方と鍼灸では得意分野が違うので、一緒におこなうことで相乗効果を狙うこともできます。

また、鍼灸をすることによって胃腸の働きを高めることができるため、食事や漢方の吸収率を高めることもできます。

漢方をしているけど、なかなか効果が出にくいという方はもしかしたら胃腸の働きが低下しているかもしれません。