鍼灸が身体にどんな反応をもたらすのかお話ししていきます。
なんで針って身体を良くしてくれるんだろう?
なんで症状の改善に繋がるんだろう?
本当に体質改善なんてできるの?
というご質問はよくされますし、鍼灸を受けたことがない方は特に思うところだと思います。
今回は鍼灸が身体に対してどのような影響を与えて症状を改善させているのかお話をしていきたいます。
治す力は血液にあり!
ということで、題名の通り治す力というのは血液の中にあります。
必要な栄養だったり、菌など身体に不必要な異物が入って来たときに撃退するなどの免疫系も血液の役割となります。
その他にも身体の体温を維持させるために身体を温める作用もあります。
なので、弱っているところに新鮮な血液を送ってあげることで治す力が高くなります。
弱っているところは血液の質が悪い?
弱っているところは血液の循環が悪くなっていることが多いので、血液の中の栄養が不足しています。
そのため、いつまでも治らずに症状として出てきたりしてしまうのです。
また、血液の量が少ないことによって部分的に冷えてしまい、冷えることで活動しやすくなる異物たちも多くいますので症状の悪化につながってしまうのです。
弱いところに鍼灸をすると・・・?
弱いところに鍼灸をすることによって神経を刺激して血管が広がり、必要なところに血液を送ることができるので免疫力の向上や冷えの改善、筋肉などの組織の修復などを加速させることができます。
なので、鍼灸をすることで治る力が高まるのです。
んっ?それでなんで鍼灸が異物扱いされるの?
鍼灸が異物扱いされる理由
針は身体の中に刺します。身体からすると針は異物なので排除しようとそこに大量の血液が集まってきて、その周りの免疫力などを高めてくれるんですね。
お灸も局所的に熱を加えることで「ここだけ熱が異常だぞ!」ということで、免疫力を高めるために血流を良くしたり、余計な熱を溜めないように発汗作用を高めたりします。
このように、身体の反応を上手く利用して弱っているところに鍼灸をしてあげることで治療として成立をさせているのです。
まとめ
鍼灸が異物だってことを利用して施術をしているのですが、それを応用したのがツボなどを用いた全身治療となってきます。
症状が出ているところではなく、症状が出ているところの周りに症状を出させている要因があるはずなのです。
その状態を把握するために問診で症状やお腹、舌、脈などの状態をみて決めていくのです。
西洋医学は西洋医学の魅力がありますが東洋医学は東洋医学の魅力がありますので、両方活用してご自身に合った治療法を見つけると良いかもしれませんね。
ブログ著者:院長 佐藤一志
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