こんなお悩みありませんか?
- 日に日に挙がらなくなる腕に不安を感じている
- 疼くような激痛のせいで眠れない
- 最後まで挙げた時に肩に詰まりを感じる
- 腕の方までだるさが出ている
- ゴルフやテニスのスイング時に痛みが出る
五十肩の治療ポイント
①肩の深部にアプローチ
肩の表面の筋肉が固くなっているのであればマッサージなどで緩めれば症状は改善しますが、腱板や関節包などの深部に原因がある場合は鍼灸で関節内にアプローチをしていきます。
五十肩の多くの場合が深部に原因が潜んでいることが多いため、鍼灸で深部を狙い筋肉を緩めたり血流を促進させる狙いがあります。
②反対側の肩甲骨や肩周りにアプローチ
痛みのある方とは反対側に反応が出る場合があります。
血流や皮膚が引っ張られている、肩甲骨の位置が正しくないなど色々な理由がありますが、反対側の肩の状態を整えることによって痛めた方の負担が軽減したり筋肉が緩みやすかったりします。
特に反対側の大円筋、小円筋、棘上筋などを緩めると効果的です。
③お腹・腰の状態をみる
お腹や腰が固くなっていると皮膚の動きも悪くなってしまうため、腕を動かしたときに肩の負担が大きくなってしまいます。
そのため、元々腰痛があったり内臓系が疲れていたりすると固くなるので、お腹や腰の反応を診ていきます。
特に帯脈(たいみゃく)というツボは身体を捻る筋肉(内腹斜筋・外腹斜筋)が交差するところで横っ腹に位置するため、そこが固くなると皮膚も固くなり腕を挙げる際に負担になります。
④運動鍼を行う
身体には経絡という気の通り道があり、その経絡に沿ってツボが点在します。
肩のどの動きが制限されているのかによって使うツボは変わってきます。
ツボに針を刺した状態で動かすことでスムーズに腕を動かせるようになり、これを繰り返していくことによって関節の動きがスムーズになってきます。
肩関節の動きに制限がある方は必ず運動鍼を行うようにしていきます。
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五十肩とは?
五十肩は日本人にとってとても身近な疾患であり、10人に1人は悩まされるものとされています。
40代~50代に多いことから五十肩や四十肩と呼ばれていますが、正式には「肩関節周囲炎」という名前があります。
近年では20代~30代の人でも肩関節周囲炎に悩まされる方も増えている現状です。
ポピュラーな疾患で人生で1回はなると言われるほど多くの方が経験されるのですが、意外と厄介な疾患で腕が上がらないくなったり痛くて眠れないなど生活に支障が出る疾患となり、
症状が悪化すると髪の毛が洗えないなどの症状に悩まされるようになります。
肩関節周囲炎という名前の通り、肩に炎症が起こっている状態をさしますので痛みはとても強いものになるので、症状が悪化する前に対処することが必要になってきます。
江戸時代からある疾患で日本人は特に季節や生活習慣の影響で肩コリを発症しやすく、血行不良による五十肩は元々多かったのですが、近年ではデスクワークの影響などで患う方が増加しています。
その原因や症状は様々ありますので下記で詳しく説明していき、治療ポイントや治療の回復過程なども合わせてご紹介していきたいと思います。
五十肩の症状
・腕を上げようとすると痛みが出たり力が入らない
・寝ている時にうずくような痛みが出る
・エプロンの紐が結べない
・髪が洗えない
・肩の奥が痛む
・二の腕まで痛みが出る
・何もしなくても痛むことがある
五十肩のメカニズム
五十肩は肩関節の退行性変化という細胞や組織が壊れていくことが原因で起こります。
まれに肩の組織が傷つくことでも痛みを起こすこともあり40~60歳に多く発症するのが特徴です。
肩関節は上腕骨、鎖骨、肩甲骨で構成されており、肩関節は他の関節とは違い360度あらゆる方向に動かせるのが特徴で、多方に動かせるように筋肉や靭帯が沢山あるんですね。
その筋肉や靭帯、もしくはその周りの腱板(インナーマッスル)や関節を包んでいる関節包が損傷されることで炎症が起こり痛みとして出てきます。
また、肩の表面ではなく奥で痛みを感じやすいのは、奥の腱板や関節包に炎症が起きていることが考えられます。
五十肩は夕方以降、特に夜に症状が悪化してうずくような痛みが出てくることがあります。
その理由として五十肩は血流が悪くなると症状も悪化しやすくなるのですが、日中は活動をするために筋肉に血液がいき、夕方以降は血液は睡眠に備えて筋肉よりも内臓系に血液が行きやすくなることで、
肩周りの血流が悪くなり症状として現れやすくなるのも特徴の1つとなります。
五十肩は片方の肩に出ると反対側の肩にも出る可能性が高くなりますので要注意となります。
肩こりとの違いは?
肩こりとの大きな違いは「肩関節周りに強い痛み」「腕の可動域制限」になります。
肩こりはずーんと重い鈍い痛みとして出てきますが、五十肩の場合は動かさなくても肩の奥にズキズキとしたうずくような痛みがあり、動かすとピキッとした激痛が走ったりします。
また、肩こりとは違い症状の周期があるため、その周期によって感じ方が変わったり腕の動かせる範囲も異なってきます。
五十肩の周期
①急性期(1ヵ月~3ヵ月)
この時期は炎症が強く出ていることで徐々に肩の痛みは強くなっていきます。
炎症の影響で夜間痛が出たり夜眠れないということも多く出る時期でもあります。
少し肩に力が入っただけでも強い痛みが出てきて、腕を動かす際に違和感(挙げづらさ)を感じたりもします。
この時期に治療を開始すると非常に治りが早くなります。
②拘縮期(4ヵ月~10ヶ月)
痛みの悪化は治まりますが筋肉などが固くなってしまうことで腕が挙がらなくなってきます。
多くの人が肩の高さまで腕が挙がらないという状況になり、ひどい人に至っては数十センチ動かしただけで痛みを訴え、髪を洗えないなど生活に大きく支障が出てきます。
この時期に動かすと痛いからと言って安静にしていると治りが遅くなったり、最悪どんどん動きが悪くなったりするので動かすことが大切になります。
③回復期(1年~2年)
この時期になると痛みや可動域が回復してくるのでもう一息というところになります。
ただし、回復の過程はとてもゆっくりなのでこの時期にリハビリなどを怠るとズルズルと症状を引きづることになります。
ご自身でもストレッチや温めることを継続するようにしましょう。
五十肩になりやすい人の特徴
・以前から肩こりで悩まされていてケアを怠っていた
・運動習慣がなく身体を動かしたり鍛える習慣がない
・猫背や側弯症など姿勢不良だった
・デスクワークや同じ姿勢が続く仕事を長時間続けている
・ストレスや睡眠不足など自律神経が乱れている
・スポーツなどで肩のケガをしたことがある
・バッグを片方にかけたり荷物を同じ方で持つ癖がある
・元々腰痛持ちである
五十肩の原因
①肩こり・首こりからくるタイプ
肩こりや首こりを放置してしまうと慢性的に肩周りは血行不良の状態となり筋肉や靭帯が固まってしまいますのですが、
筋肉は固まると縮まる性質があるため、血流不足によって筋肉が固くなることで関節の隙間が狭くなり動きが悪くなったりします。
また、血液は滑剤の役割も担っているので慢性的に血流が悪いと筋肉と骨が擦れてしまい、筋肉などを傷めてしまう要因となり得るのです。
②運動不足タイプ
デスクワークをしている方や運動習慣がない方は肩を動かす機会が少ないので血流が悪くなります。
筋肉は動かすことで血液を押し流すポンプの作用にもなるため、動きがないと血液が停滞してしまいます。
さらに血流が悪くなることで疲労物質や痛みの物質を流すことができないため五十肩の要因となります。
③姿勢不良タイプ
姿勢が悪くなることで肩の動く範囲は大きく制限され、そのまま固まってしまう恐れがあります。
さらに姿勢が悪い状態で肩を上げようとすると痛みが出てきます。
姿勢は簡単に修正できるものではないので意識し続けることが必要です。
猫背で長時間デスクワークをする方は特に注意ですね。
④筋力不足タイプ
五十肩にとって必要な筋肉は肩周りの筋肉と背筋です。
肩周りの筋肉が弱いと疲れやすくなりますし、背筋が弱いと猫背などの原因にもなってしまいます。
老化に伴い筋力は落ちていくので予防のためにも定期的に運動をすることをお勧めします。
⑤自律神経タイプ
常にストレスや気を張っている人は自律神経も乱れ、肩や背中が張りやすくなり五十肩を引き起こしやすくなります。
自律神経が乱れることで睡眠にも影響を与え、身体の回復も遅れてより悪化する可能性もあります。
また、自律神経は血管を広げたり縮めたりする作用があるので、自律神経が乱れると必要なところに必要なだけ血液が送られないようになってしまい五十肩の原因にもなってしまいます。
1日の中でリラックスする時間を確保したり、規則正しい生活を送ることが大切です。
五十肩のセルフケア
五十肩は治るのに長い人だと2年近くかかってしまう疾患です。
特に症状が出ても何もしない人はそれだけ治るのに時間がかかってしまいますので、セルフでケアをすることはとても大切です。
五十肩は動かさないようにして安静にする時期も必要ですが、積極的に動かした方が治りは早くなります。
簡単な運動やケアをご紹介しますので試してみて下さい。
①アイロン体操
500mlのペットボトルに水を入れて重りの代わりにし、症状が出ている方の手で持ちます。
もう片方の手は何かにつかまりながら体を少し前傾させます。
この状態から腕をブラブラと前後に振る運動です。
痛みが出ない場合は大きく振ることで可動域が改善されやすくなります。
②肩のトレーニング
水の入ったペットボトルを用意し、気を付けの姿勢から肘を伸ばしたまま外に広げる運動です。
これを5回~10回程度繰り返し、肩の上の方に疲れ感が出たらOKです。
慣れてきたら親指を下に向けた状態で肩を上げていくと効き目が増します。
③お灸
お灸は血管を広げ、痛みや疲労物質を流す作用があり、肩周りはもちろん、肩に関係するツボに行うことで相乗効果を生むことができます。
セルフで行えるお灸をご紹介し、ツボの場所もお教えしますので安心して行えます。
特に冷えを強く感じる女性は血流を良くすることで五十肩に効果的ですのでおすすめです。
④パイオネックス
パイオネックスはシールタイプの針になります。
小さい針が付いているだけなので痛みはほとんどありませんし、シールは水の強いので剥がれにくくなっています。
肩に関係する手や足のツボに貼ることで肩の状態を良くしていきます。
まとめ
五十肩の治療の場合、長い目で見ていく必要があり症状が悪い場合は何ヶ月単位で経過観察をしていきます。
現在、どの周期にいるのか?また、「痛みで辛い五十肩」「動かせなくて辛い五十肩」なのか、それらによっても治療内容や強化すべきポイントも変わってきます。
改善させたい症状に合わせて治療方針を組み立てていきたいと思います。
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