明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ羅針堂鍼灸整体院をよろしくお願い致します。
自律神経が乱れやすい時期
寒さが一段と増している時期ですが、秋から冬にかけては自律神経が乱れやすい時期と言えます。
当院の患者さんも秋頃からいつもと違う症状で体調が優れない方が多くいました。
例えば、不眠、吐き気、下痢、めまいなどです。
年末までのラストスパートを頑張っている方も多く一年の疲れが出てくる時期で自律神経を乱しやすいという原因もあります。
また、夏の猛暑から一変して急に肌寒くなって身体が外の気温に追い付かないというのも考えられますね。
東洋医学的にも秋や冬は落ち込んだり悲しんだりすることが多いと考えられています。
いずれにしてもこのような時期なので体調管理には気を付けてもらいたいと思います。
自律神経に対する鍼灸
さて、自律神経に対する鍼灸ですが、この施術の強みは出ている症状に直接アプローチするやり方と身体全体の状態をみて施術できるという2つのやり方で行えるということです。
皆さんも経験があるかと思いますが、病院に行ったら出ている症状に効く薬しか出ませんよね?
病院の薬は即効性があるのでその場で症状が緩解しますが、鍼灸は患者さんの体質をみて全体的に整えることができるという強みを持っています。
これこそが自律神経に鍼灸が効果的な理由の1つと言えるでしょう。
人にはそれぞれの体質があるので根本から施術してあげることで症状が出にくくなったり楽に生活できるレベルまで回復させることが可能です。
また、過去に起こったちょっとした身体の変化も体質を表していることが多く、なかなか治らない身体の不調も自律神経症状が重なって出ていることがあります。
鍼灸は元を辿って1枚1枚原因を剥がしていくようなイメージで体質を変化させていきます。
これらが合わさって自律神経の施術として症状の緩和、予防という2つの面からアプローチしていきます。
自律神経症状で鍼灸を受ける注意点
鍼灸を受ける際には問診を必ず行います。
これは出ている症状だけでなく過去のこと、日常生活で気になる細かい点などを確認し体質を判断していきます。
ですので、自律神経症状で受ける際は特に過去のこと、細かい症状を出来るだけ伝えるようにしましょう。
これにより施術者にとって大きな情報となるので症状の緩解も早くなることが予想されます。
また、食後にすぐの鍼灸を受けることはあまりおすすめしません。
食後は胃腸の活動が活発になっているので血流がそちらに多く使われるようになります。
鍼灸を行うことで血流の調節も大事な要素なので施術の効果が少し落ちてしまうことが考えられます。
施術を受ける2時間前か鍼灸の後に食事してもらうことをおすすめします。
今回は自律神経と鍼灸についてお話ししていきました。
施術を受ける際の参考にしていただければと思います。
ブログ著者:副院長 高瀬由秀
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