こんにちは。
今日は少し細かい身体の状態についてお話ししたいと思います。
突然ですが、お腹の張りで悩んだことはありますか?
女性は多いかもしれませんが、男性もお腹の調子を悪くした際には張ることもあるかと思います。
このお腹の張りですがお腹の調子を崩した時だけでなく、ストレスや血流不足とも関係があるんです。
そのメカニズムと鍼灸での対処法をご紹介したいと思います。
ストレスによるお腹の張り
ストレスが溜まったり疲れが蓄積することで気滞(気が滞ること)が起こりやすくなります。人間の気は常に一定の量や動きが必要で、気が巡ることで元気が出ますし血流も良くなります。
気滞が起こることでお腹に余計な気が溜まってしまい、お腹の張り、消化不良、ガスが溜まりやすい、おならやゲップをすると楽になるといった症状が起こります。
これらの原因はストレスにあることが多いのでリフレッシュすることやいつもより多く寝ることは大切になります。
鍼灸では気滞に対するツボを使い緩和させていきます。
気滞による症状
①常に胃の不調を感じる
気滞によってお腹に気が充満すると胃腸の活動が悪くなります。消化が遅くなったりガスが溜まったような感じが常に感じるようになってしまいます。
また、便秘や下痢の原因にもなりますので長年治らないお腹の症状で悩んでいる方は気滞が原因かもしれません。
②不妊の原因になる
気が滞ると血の流れも同時に悪くなります。特にお腹周りの血流が悪くなるので、不妊治療をしている方は子宮などに栄養が行きにくい状況が起こる可能性があります。
お腹が張って冷えやすいという方は体質から見直すといいかと思います。
③情緒不安定になりやすい?!
気滞になるとイライラしたり落ち込んだりの感情の起伏が激しくなるのも特徴です。
効果的なのは軽い運動を行うことで、気を巡らせると感情の起伏を抑えることができますよ。
④生理不順が起こりやすい
五臓の肝 = 血の関係が深い
気滞 = 肝気の流れを悪くする
肝気の流れを悪くすることでホルモンバランスが乱れが生じ、生理不順や無月経になります。
これもストレスが原因になることが多いので仕事の疲れなどは溜め込まないことが大切です!
気滞に対する鍼灸治療
ストレスを緩和させ、気を巡らせるツボがいくつかあります。
例えば、足先にある「太衝(たいしょう)」というツボは肝気を巡らせることでストレスに効果を発揮し、お腹の張りを取ることが出来ます。
また、「内関(ないかん)」という手にあるツボは気を巡らせることに効果的で太衝と一緒に使うことも多くあります。
このようにツボの効果を利用した施術に加えて自律神経の調節を行うことで緩和させていきます。
お腹が張りやすいという方は体質が原因かもしれませんね。
ブログ著者:副院長 高瀬由秀
羅針堂鍼灸整体院
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