産後の腰痛でお悩みのあなたへ
産後の腰痛を経験した方は全体の20%もいると言われています。
産後のトラブルで一番多いとされている腰痛のメカニズムと治療効果についてお話します。
産後の腰痛の原因
・妊娠中に腹筋群の低下による腰椎の前弯
・出産時に骨盤が開き、腰椎とのバランスが悪くなる(戻るのに3~4か月程かかる)
・腰の付け根(仙腸関節)がズレることで腰への負担がかかる
・子育てにより腰の前傾が多くなり、痛みが出やすくなる
・忙しい日々でストレスが多くなり、精神的影響が身体に加わるなどがあります。
骨盤が歪む腰痛以外のリスク
2人目の出産に影響を与える
出産の際に骨盤が開いたり閉じたりすることで正常の位置に戻らないことが多くあります。
いわゆる「歪み」です。
この歪みが骨盤内の血流が滞ることで子宮の働きが悪くなってしまいます。
それが原因で不妊症や早産、逆子、生理痛などになりやすくなります。
これらのリスクを減らすためにも治療することをおススメします。
足のむくみや脂肪の増加
出産後は骨盤の歪みにより水分代謝がうまくできなくなることで足のむくみが出やすくなります。
また、骨盤内の血流が悪くなることでお腹や足に脂肪を蓄えようとしてしまいます。
出産後にスタイルをキープするためにも早めの改善が必要です。
肩こり・頭痛の原因に
骨盤は背骨を支える大元となる部分です。
骨盤の前後のバランスが崩れることによって頸の骨にまで影響を与えます。
鍼灸や整体で骨盤・背骨に対するアプローチをすることで本来人間がもつ骨の湾曲を出すことが出来ます。
これらは自律神経にも関与しているので不眠や疲れやすさの原因にもなります。
鍼灸の効果
・筋肉に直接アプローチすることで柔軟性の向上
・骨盤のバランスを整え、腰椎への負担が軽減します
・骨盤内への血流改善により、内臓状態が良くなることで筋膜の緊張緩和
簡単な運動とストレッチで産後の腰痛が軽減・・・!?
臀部のストレッチ
お尻の筋肉は骨盤のバランスを保つのに最も関与するところです。
これらの筋肉が固くなることで仙腸関節や腰椎への負担が増加し腰痛を助長してしまいます。
ストレッチは1日2回を毎日続けて頂くことで効果が高まります。
朝起きた後とお風呂上がりがタイミングとしては良いでしょう。
腹筋の強化
腰の骨を支える腹筋のインナーマッスルに刺激を入れることで
腰椎が安定し腰への負担が軽減します。
筋肉に刺激を入れる運動は負荷も少なく簡単にできますので、
運動習慣がない方でもご安心ください。