体外受精とは?
体外受精は子宮内から取り出した卵子を体外で受精させ、培養したあと子宮に戻す方法をいいます。体外受精は人口授精などからステップアップした治療法であり、自力で受精が困難な方が対象となります。国内で年間に4万人の赤ちゃんが体外受精で生まれており、その割合は27人に1人となっています。個人差はありますが、成功率は約20%~40%といわれており不妊に悩む人を助ける手段として定着しつつあります。
体外受精の対象
対象となるものとしては卵管の閉鎖や子宮内膜の問題、卵子の老化や精子の問題などがあります。
様々な不妊治療を試しても妊娠の見込みがない方に体外受精を行うことを認められます。
誰でも出来るわけではないので医師ときちんとした話し合いが必要です。
体外受精の流れ
体外受精の流れは「排卵→採卵→精子採取→受精→胚移植」というに進みます。
場所により異なりますが数日の日程で終了します。その間、ご自身で何か特別にすることはありませんが安静に過ごす必要があります。
体外受精の費用
1回につき約10万円~100万円の費用が掛かります。
大きな金額になるので事前にパートナーときちんと話し合った上に決断する必要があります。1回で成功する場合と、複数回やっても成功しない場合がありますのでしっかりと計画を立てましょう。
体外受精で心配される障害児が生まれるリスクですが、確率は自然妊娠とほとんど変わらないと言われていますのでご安心ください。
人口授精と同様に年齢を重ねるごとに成功率は下がってしまうので早めの決断が必要になります。