こんにちは。
横浜の鶴見で不妊治療を専門としております
羅針堂鍼灸整体院の院長佐藤です。
不妊症になる原因は色々あります。
子宮に原因があるもの
作られた卵子が子宮に向かう通り道である卵管に原因があるもの
子宮と膣の間の頸管に原因があるもの
免疫異常による
などが大きく分けてありますが
今回からそれぞれの場所の疾患を踏まえながら書いていきたいと思います。
今回は
「子宮内腔癒着症(しきゅうないくうゆちゃくしょう)」
別名アッシャーマン症候群とも言います。
子宮内腔癒着症の主な原因としては
・流産
・中絶
・掻爬(そうは)手術
(産後に胎盤が残っている際に行う手術)
・帝王切開
・子宮関係の手術
その他にも感染症による原因もありますが
上記からみても分かるように
1度子宮に大きな負担をかけた際になることが多いです。
不妊症の原因にもなりますが
日常生活での異常も顕著に出てきやすいです。
例えば、子宮内に癒着が起きている状態なので
月経痛が出やすくなったり(特に子宮頸部付近)
子宮内膜の癒着なので月経時の出血が少なかったり
無月経になることもあります。
また、癒着が起きているため
子宮内膜が妊娠に必要な厚さになることが出来ないことで
着床できずに不妊症の原因となったりします。
ただ、上記のような症状が出ない方も多く
子宮卵管造営検査(HSG)で初めて見つかるケースも多いです。
子宮以外には異常がないため
基礎体温が正常だったりすると不妊症だと気づかないで
タイミング法などを試し続けてしまうケースもありますので
過去に大きな手術の経験がある方は一度検査をすることをおすすめします。