誰だって不妊症になりたい人はいません。不妊症の原因にはさまざまあり、一つの問題ばかりではなく何個もの問題が入り組みなかなか改善できない不妊症をつくりだしています。
その原因の一つが“ストレス”です。
■ストレスと不妊症の関係
そもそもストレスがない人なんていませんよね。不妊症で治療をしているからストレスを感じにくい生活をといったって無理があります。ストレスは感じやすい人もいれば、感じにくい人もいます。
ストレスと不妊症には一体どんな関係性があるかというと、人はストレスを感じるとまずは自分の希望する形と違うことに対して心の中で葛藤がおこります。その葛藤は脳につたわり視床下部から副腎皮質刺激ホルモンを分泌します。このホルモンは自律神経に働きかけます。自律神経が乱れることで私たちにとってよくない影響があるのは皆さんもご存知の通りです。
ストレスを感じていると自然治癒力が下がり、脳からの指令もうまく伝達できなくなり生殖器の機能が後回しになってしまうことで、排卵障害や着床しづらい状態になってしまいます。排卵や着床は妊娠するためにはとても大切なことです。
そうなれば不妊症になる理由は明確です。
ストレスは一見不妊症とは関係のないように見えますが、実は大きな関係があることはわかっていただけましたか?ちなみに妊婦さんにとってもストレスはいい影響を与えません。ではどうすればいいのか?ストレスを感じにくくなるように自分自身を見直していかないといけません。
■ストレスを感じにくくするために
不妊症の場合、どうしてもストレスを抱え込みがちになります。
まわりからは「いつ生まれるの?」といったような心無い言葉をいわれることもありますし、まわりがどんどん出産していくと、不安に感じることもあるでしょう。
ですが不妊症にストレスは大敵であるように、まわりの言葉に惑わされてストレスを感じているようではあなた自身が辛いだけになってしまいます。
ストレスに勝つためにも適度な運動を取り入れたりして、気分転換をするようにしましょう。こういった気分転換や、気持ちを楽にすることも妊娠しやすい体をつくりだすためには大切です。
ストレスは誰にでもあることです。その付き合い方さえ間違えなければストレスとも適度な距離を保ちながら付き合っていけるはずです。まずは自分自身を大切にすることを心がけましょう。その結果、妊娠につながることだって十分に考えられるのです。