不妊症の原因の理由の一つに「卵子の老化」があります。人間の体が年齢とともに変化していくように卵子だって徐々に老化をしていきます。それは決して例外などもありません。不妊症の原因となる卵子の老化の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
卵子の老化の原因1 加齢
私たちの卵子は生まれた瞬間から持ち合わせています。これを原始卵子といい、25歳で排卵した卵子は25年分老化していることになります。女性が年齢を重ねれば重ねるだけ原始卵子の年齢は年をとっていくことになるのです。卵子が老化するというのは卵子の本来の機能が果たされなくなってしまうということ。
そのため染色体の異常などの原因を増やしてしまうことになります。加齢によって妊娠しづらくなるのは卵子の老化が関係しているのは間違いありません。また妊娠できたとしても赤ちゃんに障害ができてしまう確率も高くなりますし、成長にも大きく影響することを忘れてはいけません。
卵子の老化の原因2 生活習慣
卵子の老化は加齢が原因だと思い込んでいる人も多いのですが、実は日々の生活習慣が関係していることもあります。ビタミンやミネラルなど毎日の食事で栄養バランスを整えることはもちろん質のよい睡眠や適度な運動を取り入れることで卵子の老化を防ぐことにつながります。偏った食生活や若いからといって無理のたたった生活をしていると、大切な卵子の老化を進めてしまうことになるのです。また日々の生活でストレスを溜め込んでいる人や冷え性に悩んでいる人なども卵子の老化の原因をつくりだしています。適度な気分転換や休息などの時間をとることは大切です。
卵子の老化の原因3 喫煙
喫煙は体の老化の原因を作り出します。妊活を始めるときに禁煙をする人も多いのです。喫煙は体中のあらゆるところの細胞にダメージを与えてしまいます。タバコを吸う人は吸わない人に比べて3〜4倍妊娠しづらくなってしまうと言われています。もちろん妊娠してからもタバコは厳禁で副流煙や流産などのリスクを高めることでも知られています。
卵子の老化について正しく理解できていない人が多いのではないでしょうか。卵子は妊娠しやすい体を作る上でとても重要なものです。上記に該当している人は早めに自分自身の生活習慣を見直すことが大切です。気付いた時がそのチャンスになりますので、今からでも決して遅いということはないのです。卵子を若々しく保てるように頑張りましょうね。