不妊症の原因の一つに「睡眠不足」があります。仕事が忙しく家事もあるしそんなこといわれたって睡眠の時間なんて…という人もいるかもしれませんが、不妊症で悩んでいる人は“睡眠の質”を一度見直してみることが大切です。
睡眠不足が不妊症の原因となる理由
人間の体は毎日の睡眠によって体を休めることや、日頃の体の機能を調整しています。睡眠不足になるということはこういった調整する機能が正常にできなくなってしまうということです。機能の調整ができなくなると一体どのような問題が起きてしまうのでしょうか。
ホルモンバランスの乱れ
人間の体には毎日決まったリズムで生活をすることにより、自律神経の分泌を促すことはもちろんホルモンを統一させるなどの「体内時計」のもと生活しています。人間の体が健康な状態でいるためにはホルモンの分泌は欠かすことができません。もちろん妊娠を希望している人にとってホルモンバランスが乱れてしまうと悪い影響ばかりになります。生理不順や成長ホルモンが分泌しなくなり、最悪の場合は無排卵などの病気を引き起こしてしまう可能性があります。妊娠するためには毎月の排卵は大切です。また成長ホルモンが分泌しないということは、健康な卵子の状態を保ちにくくなってしまうことに。
活性酸素の増加
活性酸素が増加すると傷ついた細胞がもとの状態に修復されなくなり、まわりの細胞を攻撃してしまうばかりか卵子の老化を早めてしまう可能性があります。妊娠するために大切な卵子が健康な状態でなければ不妊症の原因になるといっても過言ではありませんよね。
睡眠の質をあげるためにできること
毎日正しい睡眠時間を取るのは働いているとなかなか難しいものだと思います。ちょっとした心掛け次第で睡眠の質を高めることに繋がりますので、ぜひ試してみてくださいね。
まず「食事の時間に気を付けること。食べてすぐの場合消化するためにエネルギーを使います。消化中は脳も働いているので寝る直前に食事をしてしまうと体が休めない状態になってしまうのです。寝る3時間前には食事を済ませておくといいでしょう。
また、テレビやパソコン、スマホなどは寝る前は操作しないこと。ブルーライトの影響で脳が興奮してしまい睡眠の質を下げてしまいます。できるだけ日付が変わる時間までにベッドにつきゆっくりと休む時間を取りましょう。寝る前のカフェインなども脳が働いてしまうので禁止です。心掛け次第で睡眠の質は格段に向上します。