あなたは「骨盤底筋」について知っていますか?
骨盤の下部にある筋肉のことをいい子宮・臓器などを支えてくれるとても重要な部位になります。近頃TVや雑誌などでもこの「骨盤底筋」のキーワードを耳にすることが多くなりましたね。実は妊活中のうちからこの筋肉を鍛えておくことが大切なのです。
骨盤底筋ってなに?
骨盤底筋は加齢・出産などによりどうしても衰えてしまいます。
出産時にどうしてもダメージが出てしまうのが骨盤で赤ちゃんが産道を通る時に骨盤が緩められて膣口を開きます。出産が終わるとその緩んだ骨盤も時間をかけてゆっくりと元の状態に戻っていくのですが、骨盤底筋の筋肉が衰えていると産後の身体に影響してきます。
例えば「尿もれ」もその一つで体幹を支えている骨盤底筋に筋力がないと元の状態に戻りにくくなってしまい緩んだ状態のままでは締りが悪くなってしまうのです。妊娠中にも鍛えることはできますが、産前から骨盤底筋を鍛えておくことで産後のトラブル回避にも繋がります。
出産を経験していない人でも骨盤筋の筋低肉が衰えると以下のような症状がでてきます。
・若年性尿もれ
・生理痛が寝込むほど重い
・便秘になりやすい
・痩せているのにお腹だけぽっこりしている
・骨盤の歪み
・生殖器活動の低下
などは実は骨盤底筋の衰えが関係していることもあるのです。
骨盤底筋の筋肉を保つためにできること
骨盤底筋をいつまでも若々しい状態で保つ為にも日頃からトレーニングを取り入れましょう。具体的な方法として「ケーゲル体操」というものがあります。骨盤底筋に効果的な方法として昔から取り入れられているものです。
- 横になり肩幅程度に足を開きます、床からお尻を浮かせた状態をキープして膝から鎖骨までが一直線になるようなイメージをします。
- 股関節は床からちゃんと離れていますか?この状態から息を吸い肛門と膣を引き上げるようなイメージで5秒程状態をキープします
- 息をゆっくりと吐きながら吐ききったところで床に身体を戻します。
- これを約10回行ないましょう。
骨盤底筋を鍛える為にはまずは「意識を持つこと」が重要です。骨盤底筋に効果的なトレーニングを行うことで女性ならではの不調などのトラブルを回避することに繋がります。
これから妊娠を希望している人は今からできる身体の準備をしっかりと行ないましょう。産後の体調も戻りやすくなりますし、子宮の調子が整い妊娠しやすい身体を作り出すことに繋がります。