女性の場合子宮はもちろん、卵巣の状態にも気を配らなくてはいけません。卵巣の不調が起きると生理痛がひどくなる場合や、中には肩こりや腰痛などの一見関係のないような不調に悩まされることもあります。卵巣からのSOSあなたは見逃していませんか?
卵巣からのSOS実はこんな症状も…
卵巣の不調として「不正出血」などの症状が起きることは有名ですが、卵巣機能=女性ホルモンを作り出すとても重要な部位になり、他にもSOSの信号を出していることがあります。例えば卵巣機能が低下すると「体毛が濃くなる」という人もいます。男性ホルモンを過剰に分泌させ「肌トラブル」「皮脂の過多」などの症状を引き起こすこともあります。
他にも卵巣に不調が起きると腰痛や肩こりがひどくなることもわかっています。慢性的に続いている肩こりに悩まされている人はいませんか?例えば長時間椅子に座る生活をしている人や、寒くなると肩こりが悪化する人、月経の度に痛みがあるなどの症状に悩んでいる人は卵巣の位置が下がっているのが原因かもしれません。臓器が本来の位置よりも下がるとその他の場所でいろいろな不調を引き起こす原因となります。卵巣に問題があるとわかった場合、適切な治療を行なうことで肩こりや腰痛などの不快な症状から開放されたなんて人も珍しくないのです。女性の体は心身ともにつながっていることを考えると、ちょっとした不調でも長続きしている場合は、しっかりと対策を取ることが重要です。
卵巣からのSOSを見逃さない為に
卵巣からのSOSをつい見逃してしまう女性もいるはずです。年齢的に20代後半になったら自分の体はどんな状態なのか常に意識することが大切です。健康診断で異常と診断されていないから大丈夫ではなく、異常と診断されてからでは対策が遅い場合もあります。子宮も卵巣も症状がある程度悪化しないと不調として感じることができずに、私達が気付かず後から大きな病気となって発見されるようになってしまいます。日頃から体のちょっとした変化に気付けることが大切です。
今は働いている女性が大半になり自分の体のことは後回しになっている人も珍しくありません。女性特有の疾患は気付くのが早ければ早いほど早期治療で治る場合が多いこと、もしその病気に気付けずにそのままにしてしまうと不妊症などの原因となることを自覚することが大切です。後から後悔しないためにも、卵巣からのSOSに耳を傾ける習慣をつけましょうね。