こんにちは。
横浜市鶴見区で不妊症を
専門とした鍼灸院を開いております、
羅針堂鍼灸整体院の高瀬です。
本日は
子宮内膜の厚さと着床率について
話していきたいと思います。
子宮内膜とは
子宮の内側の壁のことで、
粘膜組織になります。
厚さは月経時に変化し、
剥がれ落ちる機能層と
剥がれ落ちない基底層の
2つに分かれています。
妊娠の準備として、
排卵までに機能層が厚くなり
着床しやすい環境を作ります。
妊娠が成立しないと
経血として機能層が
外に流れ出る仕組みです。
その後、次の妊娠に向けて
基底層が準備します。
ですので、生理が終わった直後は
誰もが厚さは1㎜程度しかありません。
しかしその後は、排卵に向かって
機能層が増殖し
一般的には排卵前に
8㎜以上の厚さになります。
この時点で子宮内膜に
十分な厚さがないと
妊娠しづらい身体になってしまいます。
6㎜以下だとほぼ妊娠できない、
8㎜以上あっても細胞の増殖が少なければ、
妊娠の確率が下がると言われています。
研究の結果では、
子宮の厚さがあればあるほど
妊娠の可能性が上がるという報告があります。
子宮内膜の厚さは
とても重要になってきます。
薄くなってしまう原因は
はっきりとわかっていませんが、
女性ホルモンの機能低下や
薬の副作用と言われています。
その反対に厚すぎるのも問題で、
エストロゲンの影響を過剰に受けることで起こる
子宮内膜増殖症というのもあります。
不妊症でお悩みでしたら、
妊娠できる身体であるか
検査してみることをおすすめします。
高瀬