鍼灸による症例（不眠症）

2019/11/17

寒さも増してきて体調を崩す方も多いようですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか？急に寒くなると自律神経の乱れも起こりやすく不眠症気味になる方も増えてきます。

当院でも不眠症に悩む老若男女が鍼灸を頼りに集まってきます。
今回は「不眠症=鍼灸」と思っていただけるような実際にあった症例を紹介したいと思います。

２０代の若さで不眠症になってしまった・・・

デスクワークがハードすぎる！

横浜在住の若干２７歳Aさんは大手企業のシステムエンジニアをしております。ここ１～２年で仕事を任されることが多くなり、仕事量もどんどん増えていって帰りが終電間際ということはざらにあったそうです。

まだ上司に何か言える立場ではないAさんは必死に仕事を終わらせようとしましたが終わらず休みの日にまで持ち込んでいたと言います。

色々な症状が出始める

ハードなデスクワークの影響で肩こり、眼精疲労、頭痛、背部痛などなど色んな症状が最初に現れました。

これまでそんなに身体の不調を経験してこなかったAさんは突然色んな症状が出てとてもビックリしたそうです。

突然、眠れなくなった！！

不眠の症状は突然やってきます！
ある日突然急に寝付けなくなったAさんは最初驚きましたが、３０分くらい布団に入っていれば眠れる程度だったのでそこまで深く考えていなかったそうです。

しかし、日中の眠気は少しずつ出始め集中力が低下していくのを感じていました。

夜中起きるようになってしまった！

次第に１時間くらい眠れず、寝たと思ったら夜中の３時くらいに起きるようになってしまいました。

最初は１日１回だったのが、２回、３回と増えていきこれはマズイと思ったそうです。

病院＆薬で改善を試みる

病院では淡泊な診察で終了…

症状がひどくなったので病院に行って診てもらうことにしたのですが、診察時間はとても短く最後に薬を出されまた来てくださいと言われたそうです。

基本的には病院では話を聞いて薬を処方するのがメインになりますので診察は数分で終了します。

薬が効いてひと安心。と思いきや！

薬を飲み始めると寝つきがとても良くなってこのまま改善すると安心していたのですが、１～２ヶ月飲むと効果が薄れてきて効きにくくなってきました。

薬は身体が慣れ始めると効果が薄くなってきますので、どんどん強い薬を飲まなければいけなくなります。

このままではマズイと思ったAさんはついに当院の鍼灸を受けに来ます！

鍼灸との出会い

鍼灸は自律神経を整える！

ネットで不眠症に効くものを調べていたAさんは鍼灸が効果的という記事を見つけます。
自律神経が乱れていると分かり、さっそく鍼灸を受けてみることにしました。

当院に来た時は自律神経の症状も出ていましたし、肩こりや背中の張りがとてもひどい状態でした。

鍼灸を受けるとリラックスできる

鍼灸を受けるとセロトニンというリラックスできるホルモンを体内に作ってくれるので緊張した体をほぐしてくれます。

Aさんも治療が終わったあとは毎回ほどよく心地いい感じになるとおっしゃって、眠りも少しずつですが改善されるようになったそうです。

不眠症であったことを忘れるくらい！

Aさんの場合、若いことや薬を年単位で飲んでいなかったおかげで鍼灸の効果を早期に実感することができました。

５～６回受けた時点で睡眠の症状はゼロになるほど回復していきました。
同時に肩こりや眼精疲労も改善し仕事に集中できるようになったそうです。

メンテナンスの重要性

症状が改善したAさんは今でも当院の鍼灸を受けています。
仕事柄、肩こりや眼精疲労を起こしやすくストレスになる点と自律神経の乱れは同じ環境で過ごしていると再発しやすい点でメンテナンス治療を月に１回程度受けていただいています。

良くなってからも鍼灸を受けることで再発を予防し、病気になりにくい身体を作ることができるので多くの方にメンテナンスを勧めています。

終わりに

こちらの不眠症の患者さんを例に今回は紹介させていただきました。
実際に研究の論文でも不眠症に対して鍼灸治療は有効という記事が出ています。
もしよければ参考にしてみてください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspog/23/2/23_89/

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体質改善を目的とした当院の治療を受けに横浜方面の方も多数ご来院頂いております。
ご興味があれば一度お試しください。